月別: 9月 2017

宵山の小冒険「聖なる怠け者の冒険」

本作は、森見登美彦先生の長編小説です。 元は新聞の連載小説でしたが、単行本化の際、大幅に書き直し、ほぼ新作になりました。 舞台は京都、時は宵山祭りの朝。 主人公の小和田くんは、新米社会人。静謐を愛し、のんびりするのが大好きな彼は、なぜか正義の怪人・ぽんぽこ仮面から、跡継ぎになるよう迫られます。 このぽんぽこ仮面、ペラペラの狸のお面に、黒いマントと怪しい外見ですが、困っている人を助ける正義の怪人。 彼の正体を探る探偵助手の玉川さんや、怪人を追う謎の組織。 小和田くんの先輩や上司も巻き込んで、ぽんぽこ仮面の逃... Read More

「人格転移の殺人」は映画転校生風味+ミステリです。

SFを絡めたミステリーの第一人者 西澤保彦先生の「人格転移の殺人」は映画「転校生」のパターンとミステリーをかけあわせた小説です。 舞台はアメリカであり、古典的な入れ替わりといったSF仕立てのストーリーをミステリーに料理されています。 大体の内容として、アメリカの食べ物屋に幾人かのお客が入り急に地震がおこり、建物内に逃げ込みます。 しかし、その建物は人と人との精神を入れ替える装置だったのです。 一度それが起動してしまえば遠く離れていても入れ替わりになるということになっています。 この入れ替わる時間などはラン... Read More