人は、一人では生きてはいけない。でも、他者に依存してはいけない。
幸せになる為にはどういう生き方をすれば良いのか、この本は教えてくれました。
私達は、無意識に自立から目を背けていたのかもしれません。
私達は困ると無意識に誰かに相談する事を選びます。でも、真に自立をしているなら、誰にも相談する事はない筈なのです。
この本を読んでいると、自分が実はまだまだ子供なのかもしれないと思ってしまうのです。そして、自分で得た知識や経験は誰かの為に役立てる事が出来るかもしれないという事でした。
そして、「他者の心で感じる」という考えに、少しドキリとしました。些細な事で友人とケンカをしていたのですが、私は彼女の気持ちを分かっていたのだろうかと、思いました。
もしも、彼女と同じ立場なら自分はどうしていたのだろうと考えた時に、私は初めて彼女の気持ちを理解できたような気がしました。
そして、いかに他者の気持ちになる事が大切なのかを知る事が出来たのです。
「幸せになる勇気」は、私達が気が付かなかったヒントを教えてくれているように思えます。
特に、信用と信頼について書かれている所はハッとさせられました。
信用というのは、相手に対して条件付きで信じる事。そして、信頼というのは条件をつけない事。
私は、自然と相手に対して条件をつけていたのかもしれません。でも、本当に信頼さえ出来ていたら、相手に対して条件など必要ないのです。
この本を読んで、考え方がかなり変わったと思います。