駅伝に興味が湧く『風が強く吹いている』

お正月の風物詩のような箱根駅伝ですが、テレビで見るだけではなく小説で読んでみると、駅伝に対しての興味が湧いたりさらに思いが強くなりそうです。

『風が強く吹いている』は三浦しをん氏の作品で、丁寧な取材をもとに掛かれている小説なので、フィクションでありながらリアイティを感じさせるものです。

強豪校がしのぎを削る箱根駅伝に、ギリギリに人数でさらに素人集団に近いチームが挑戦するというありえないような話なのですが、読み進むうちに駅伝や長距離走への認識が変わったり興味が湧いたりすると思います。

登場する大学生一人一人の性格や抱える背景なども興味深く、自分に重ねたり知り合いに居そうと思ったりして思い入れのある選手ができます。

走ることについても、練習やレース中の選手の内面や駆け引きなど、テレビを見るだけでは感じられなかった内容に触れることができ、駅伝の魅力を味わうことができます。

箱根駅伝についても予選会や参加資格についてもこれまで知らなかったことが分かり、テレビで見る時にもいろいろと考えるようになりましたし、1つの順位の違い、1秒の差の大きさについての意識も変わりました。

選手の内面の描写も細かく、作り話という内容では語れないものになっています。